社交ダンスとは何か?その楽しみ方と世界観

社交ダンスって、富裕層の人たちが舞踏会でやってるような自分たちには縁遠いもの・・・そんな風に思っていませんか?

いえいえ、社交ダンスは子どもも歳を重ねてもできる体全体を使ったスポーツです!

年齢も楽しみ方もいろいろな社交ダンスの世界、ぜひ覗いてみませんか?

社交ダンスとは

社交ダンスと聞いて何を思い浮かべますか?

フワフワのドレスと燕尾服で踊るワルツや、華やかなサンバのラテン音楽。

もしくはウリナリ社交ダンス部や青春をえがく漫画、ミラーボール輝く社交場でしょうか。

社交ダンスとは社交や娯楽として、男女がペアで踊るダンス。

始まりこそ宗教的な儀式でしたが、フォークダンスに受け継がれて貴族たちの習い事に。

洗練されるにつれて舞踏室など踊られるようになりました。

16~19世紀はダンスが世界中で愛された時代。ブランル、クーランテ、ポロネーズ、マズルカ、カドリーユ、ポルカなども広まり、社交ダンスも20世紀には大衆化します。

今では形式も幅広く、子どもから大人まで年齢を選ばない趣味として愛されています!

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社交ダンスの楽しみ方はいろいろ

社交ダンスの楽しみ方は千差万別!あなたにピッタリの楽しみ方は、まだ知らない世界にあるかもしれませんよ。

社交ダンス教室

真っ先に思いつくのが、教室で習うというものではないでしょうか?

映画「Shall we ダンス?」でも主人公は社交ダンス教室のグループレッスンから社交ダンスの世界に飛び込みますね。

社交ダンス教室では、用途やダンス歴にあわせていろいろな受け方ができます。

例えば12才未満であればジュブナイルと呼ばれるクラスが、16才未満であればジュニアクラス、複数人で受けられるグループレッスン、ワンツーマンで教えてもらえる個人レッスンなど本当にいろいろ!

結婚式のデモンストレーションを習ったり特定のパートナーと競技会に出場するならペアレッスンで自分たちだけのルーティン(振付)を付けてもらうことだってできますよ!

もっと社交ダンスを極めたい上手くキレイに踊りたいと思ったら、やはりプロに習うのが近道かもしれませんね。

社交ダンスパーティー

何か一つでもステップを覚えたり、楽しいダンス仲間ができたら、ぜひパーティーに参加してみましょう!

主催はダンス教室や公共施設、社交ダンス団体や社会人サークルなど。

市区町村が運営する体育館やダンスホール、練習場やダンス教室など場所もさまざまなところで行われています。

会費も1,000円前後でソフトドリンクサービスもあるようなものから、20,000~30,000円ほどでホテルのディナーとスポットライトを楽しみながらというものまでいろいろあります。

こういった舞台ではプロのデモンストレーションを見ることができたり、非日常的な空間を楽しむことができるのです。

クリスマスやハロウィン、新年を迎えるカウントダウンパーティーなど、ダンスで季節感を感じるのもステキですね!

パートナーと踊るもよし、その場で出会った方とダンスを通じて社交するもよし、紳士と淑女のイベントです。

学連・競技ダンス部

社交ダンスを始めると耳にするようになる「学連」という言葉。正式名称は全日本学生競技ダンス連盟といい、日本中にある大学のダンス部の団体なのです。

大学のダンス部に入ると自動的に所属することになるこの「学連」ですが、なんと運営は現役の学生たち!

彼らが主導となって競技会を運営し、コンペを開きます。このコンペはダンスの技術や美しさを競うもの。

野球でいう甲子園、サッカーでいう選手権大会のような位置づけで、全国の学生がここでの優勝を目指して切磋琢磨します。

大学ごとのカラーがありますが、この学連の練習はかなりハードです。

社交ダンスは、ペアを組んだ2人が体全体を使って表現するスポーツなのでまさに体育会系。腕立てやスクワットといった筋トレ系に始まり、若さあふれる踊りを見ることができるので、年齢を問わずファンがいます。

動画は社交ダンス界の甲子園のような位置づけの2016年 夏全のものです。

勝ち負けを競うスポーツなので、応援ももちろんあります。

この社交ダンスの応援は名前や背番号を大声でコールしたり、アイドルのように垂れ幕やうちわをつくったり・・・やるのも見るのも楽しいのが社交ダンスの世界なのです。

社交ダンスサークル

社会人になってから社交ダンスを始めたい!そう思った場合は社会人サークルに所属するのもオススメ。

社交ダンスの社会人サークルはとても多く、ダンス教室よりも会費が安いので穴場です。

自分が通いやすい地域で探してみるのもいいですし、多くの場合年齢制限が設けられているので色々なところに遊びにいってみるのもイイですね。

社会人サークルということで、主に活動しているのは平日の夜か土日のどちらか。終わった後は気の合う仲間と飲みに行ったり、価値観の合うパートナーと出会えれば競技会に挑戦することもできます。

社交ダンスには大まかに10種類の種目があり、そのステップ数は数え切れないほど。ここで大体のステップを覚えたあとは、よりキレイに楽しく踊れるように教室でプロの先生にならうのもオススメです。

競技ダンス

競技ダンスというのはその名の通り、ダンスの上手さや美しさを競い合うもの。

社交ダンス界にはいくつかの団体があり、それぞれが競技会と呼ばれる大会を主催しています。

年間で決められた回数を行われるこの大会、ここで出した成績によって選手たちには級が与えられます。

級や年齢、身長などによって出場できる大会は決められていて、ここでの優勝を目指して選手たちは切磋琢磨するのです。

優勝した場合、選手には昇給資格やトロフィー、賞状などが授与されます。

またオナーダンスも優勝者の特権で、競技ダンサーたちの憧れではないでしょうか?

競技では通常、複数組のカップル(ペア)が同時に踊って複数の審査員によって優劣が決められます。

でも優勝してオナーダンスの権利を勝ち取ることができれば、広いフロアで一組だけ、一曲を踊ることができるのです。

この広い場所でのびのびと踊る充実感と、会場の目線をあつめる優越感は競技特有のものですね!

競技会には各団体でカップル登録を済ませることで出場できます。

カップル登録とは競技者である男性がパートナーである女性と書類を提出することで、これを済ませることで2人には競技証とN(ノービス)級が与えられます。

競技会では女性はドレス、男性は燕尾服やラテン衣装を着て出場します。

社交ダンスには10種目の種類が!

社交ダンスとは、早い話が男女がペアになってやるファーマルなダンスの総称で、リズムに合わせるのではなく拍に合わせて踊るのでどんな音楽でもすぐに踊ることができてしまいます!

その種類は音楽に合わせて10種目にわけられ、大まかにモダン・スタンダードとラテンアメリカンの2種類があります。

スタンダード(ボールルーム、モダン)

フワフワとしたドレスと燕尾服、まるでおとぎ話のような世界感といえばスタンダード種目です!

この種目は男女が密着した状態で踊るのが特徴で、舞踏会などを想像すると近いかもしれませんね。

曲調はワルツ、タンゴ、スロー、クイックステップ、ヴェニーズワルツの5種目。組み方や踊り方は種目によって少しずつ変わり、楽しさも全く違います。

広いスペースをLODと呼ばれる動線に沿って駆けるのは気持ちがいいですよ!

ワルツ参考動画

詳しくは各種目の紹介記事をご覧ください!

ラテンアメリカン

密着して踊るものがモダン種目なら、距離を取って踊るのは・・・?

そう、ラテンアメリカン種目です。ラテン種目は、チャチャチャ、サンバ、ルンバ、パソドブレ、ジャイブの5種目。ちょっと自由ではつらつとした雰囲気があるのが特徴的ですね。

モダン種目よりも比較的ちいさいスペースでも踊ることができたり、アップテンポな曲が多いところからパーティーなど気さくな場所でも踊られています。

ラテン参考動画

こちらも詳しくは各種目の紹介ページをご覧ください。

社交ダンスの世界を知りたいならメディアから!

社交ダンスの情報はさまざまなところで見つけることができますよ!

社交ダンス漫画

社交ダンスの臨場感を垣間見たいなら、漫画から入るのもオススメです!

社交ダンスは躍動感あふれるスポーツ。その世界観は少年漫画や少女漫画でも幅広く表現されています。

  • ボールルームへようこそ
  • 背すじをピン!と~鹿高競技ダンス部へようこそ~
  • PARTNER
  • ワルツのお時間

内容やどんな人にオススメかは、オススメ漫画まとめ記事からぜひご覧くださいね!

社交ダンスTV

華やかな世界はTVでもひしひしと伝わります!

  • ウリナリ社交ダンス部
  • ボールルームスターズ
  • DanceChannel
  • 金スマ 社交ダンス企画

映像ではその躍動感もあいまって、社交ダンスの楽しさが実感できるかも。

TVでは海外の競技会「ブラック・プール」の中継がされていることも。ぜひ見てみてくださいね!

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