ジャイブはアメリカで生まれたダンスで、4拍子のリズムで踊ります。
2拍目と4拍目に強いアクセントをつけるのが特徴。
社交ダンスには10種目あり、そのうちジャイブはラテン種目に分類され、
ノリのよさとアップテンポな曲調で観客を魅了します。
社交ダンスの10種目は以下の通り。ジャイブはラテン5種目のなかでも
5番目(最後)に踊られることが多いです。
スタンダード種目 | ラテン種目 |
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社交ダンスといえばワルツやタンゴが有名ですが、実は「ジャイブ」という種目もあるのをご存じでしょうか。 ジャイブはラテン種目のひとつで、ピョンピョンと跳ねるような軽快なステップが魅力的。 メディアでも取り上げられ、アマチュアダンサーの藤井創太さんが金スマで踊ったことでも話題になりました
社交ダンスといえばワルツやタンゴが有名ですが、実は「ジャイブ」という種目もあるのをご存じでしょうか。
ジャイブはラテン種目のひとつで、ピョンピョンと跳ねるような軽快なステップが魅力的。
メディアでも取り上げられ、アマチュアダンサーの藤井創太さんが金スマで踊ったことでも話題になりました。
本記事では、社交ダンスのジャイブについて歴史や特徴をはじめ、
かっこよく踊るコツや初心者におすすめの曲・動画をご紹介します。
難易度が高いとされるジャイブですが、まずは基本を知ってイメージを高めるところから始めましょう!
ジャイブはアメリカで生まれたダンスで、4拍子のリズムで踊ります。
2拍目と4拍目に強いアクセントをつけるのが特徴。
社交ダンスには10種目あり、そのうちジャイブはラテン種目に分類され、
ノリのよさとアップテンポな曲調で観客を魅了します。
社交ダンスの10種目は以下の通り。ジャイブはラテン5種目のなかでも
5番目(最後)に踊られることが多いです。
スタンダード種目 | ラテン種目 |
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ジャイブのルーツは1930年代のアメリカ。スイングジャズの隆盛に合わせ、「スイングダンス」が
大流行しました。チャールストンなどもスイングダンスの一種です。
そこから「ジッターバグ」というダンスが生まれ、1940年代にヨーロッパへ渡るなかで
「ジャイヴ」へと変化し、1960年代にはラテン種目の一つとして正式に加えられました。
ジャイブのもとになったジッターバグは、日本では「ジルバ」と呼ばれていますが、
これは日本独自の呼び方。海外では通用しないので注意しましょう。
ジャイブは社交ダンスのなかでも特に難易度が高いといわれています。
ほかのラテン4種目を踊れるようになってから挑戦するのが一般的です。
そのため、初心者がいきなりジャイブを踊るのはハードルが高いでしょう。
まずはワルツやルンバ、ジルバなど比較的覚えやすいダンスで基礎を固め、
いつかジャイブを踊ってみたい旨を先生に伝えておくといいですね。
それでもジャイブのリズムやステップを知っておくだけで、将来的に挑戦するときのハードルが下がります。
ジャイブの最大の特徴はピョンピョンと跳ねるような動き。アップテンポで陽気な曲に合わせ、
観客も思わず手拍子したくなるようなノリのよさが魅力です。
競技会では通常、ラテン5種目の最後に踊るため、ダンサーは既に4種目を踊り終えた状態で
ジャイブを踊ることになります。運動量が多いため、体力管理も重要です。
ジャイブらしい軽快なリズムを身につけるには、「楽しく踊る」という気持ちが大切。
ステップや体の使い方の前に、まずは音楽をしっかり口ずさみながらノリを覚えるとよいでしょう。
ジャイブのルーツがジルバ(ジッターバグ)だと聞いて、「何が違うの?」と思う方もいるかもしれません。
両者ともにスイングダンス系ですが、リズムの速さが大きく異なります。
ジャイブはクイックのみで構成された速いリズム。社交ダンスのリズムには速い「クイック」と
ゆったりした「スロー」がありますが、ジャイブはクイックの連続です。
そのためテンポが非常に速く、激しく体を動かす必要があります。
ジルバ(ジッターバグ)は、スローとクイックで構成されるため、ジャイブほど速くはありません。
ダンスパーティーでもよく踊られ、親しみやすいダンスとして人気があります。
ジャイブに挑戦したいけど自信がない方は、まずはジルバでスイング系のリズムを掴んでから
ステップアップするのがおすすめです。ただし、ジルバは競技ダンスの正式種目には含まれない点は留意しておきましょう。
ここからは、ジャイブをかっこよく踊るために意識したいポイントを2つご紹介します。
ジャイブはピョンピョンと跳ねるように見えますが、そのリズムを身体に取り込むにはアップダウンが重要。
音楽に合わせてスクワットしているイメージを持つと、自然に上下動が表現できます。
背中を丸めず股関節を意識して膝を使うことで、ジャイブ特有の弾むリズムが身体に染み付きやすいです。
ジャイブは運動量が多く、競技会の最後に踊ることもあるため、体力が必須。
ほかの種目を練習したあとにジャイブの練習を取り入れるなど、
疲れた状態でもしっかり踊れるように鍛えておくと本番でのパフォーマンスが安定します。
ジャイブは明るくノリのいい曲との相性が抜群。ここでは3曲ピックアップしました。
練習やデモ、発表会などで活用してみてください。
テイラー・スウィフトの大ヒット曲をジャイブ向けにアレンジ。原曲よりテンポが少し速くなっており、
ノリノリで踊れます。
ファレル・ウィリアムスの超有名曲を、こちらもジャイブ向けにアレンジ。タイトル通りハッピーな曲調で、
ダンサーも観客も思わず笑顔に。
イギリスのロックバンドQUEENの名曲。世界中で愛される1曲で、観客も盛り上がりやすいでしょう。
ジャイブのテンポ感と絶妙にマッチします。
ジャイブを練習するなら、まずは動画で動きやリズムをイメージトレーニングするのが有効。
ここでは初心者向けステップ解説からプロの演技まで4つの動画をご紹介します。
ジャイブ初心者向けのステップ解説。はじめはカウントのみでゆっくりステップを紹介しており、
動きを確認しながら練習できます。フォーラウェイロックやチェンジオブハンズビハインドバック、
ウィップなど、ジャイブの基本を網羅。
ジャイブで大切なキックの動きを分かりやすく解説。キレのあるキックを見せるための練習方法も紹介されています。
キックが苦手な方はぜひ参考にしてみましょう。
アマチュアダンサーの藤井創太さんが金スマで披露したジャイブ。ピョンピョンと弾むリズムと
表情まで含めたパフォーマンスで、会場を一気に盛り上げています。
2018年の「Fred Astaire Cup Professional Latin」からの映像。世界レベルのプロダンサーによるジャイブは、
キレのある動きと息の合ったステップが圧巻です。
ジャイブは、社交ダンスのラテン種目のなかでも特にアップテンポなダンス。
1930年代のアメリカでスイングダンスとして誕生し、ジッターバグ(日本ではジルバ)をルーツに
1960年代に競技ダンスの一種として正式に加えられました。
速い曲調とピョンピョン跳ねるステップが特徴で、観客も思わず手拍子したくなるような陽気さが魅力。
ただし、難易度が高く体力も必要なため、最初からジャイブに挑戦するのは大変かもしれません。
まずはジルバなど他の種目で基礎を身につけ、ジャイブのリズムやステップを動画で学んでイメージを高めましょう。
「スクワットを音楽に合わせてするイメージ」や「ヒップや膝を柔らかく使う」ことが
ジャイブのリズムに乗るポイント。いつかジャイブを踊ってみたい方は、先生に希望を伝えたり、
本記事で紹介した動画を参考に練習してみてくださいね。
ぜひ、観客が思わずノリ出したくなるような「かっこよくて楽しいジャイブ」をマスターしましょう!