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競技ダンス大会前に取り入れれば、横顔にも自信が持てるカッサプレートを使った美容法の紹介です
あなたは社交ダンスをしていて、「もう少し顔が小さかったら良かったのに」と思ったことはないでしょうか。特に競技ダンスはアップヘアスタイルが多いため、フェイスラインから首にかけてスラっと引き締まっていたら、より自信が持て表現力も増す気がしますよね。しかし、顔のケアってなかなか自分ではしにくい。かといって、大会があるたびにエステに通うのはお金も時間も大変です。
そこで今回は、自分で簡単にできる「カッサプレート」を使用した美容法を紹介します。簡単なのに効果を実感しやすいので、日々のケアにもおすすめです。カッサプレートを使用したマッサージは、社交ダンスの発表会、競技ダンスの大会前など、よりお顔をシャープに見せたい、フェイスラインから首にかけて魅力的なラインを作りたいという方におすすめです。
カッサとは中国で親しまれている美容法
カッサとは、中国で東洋医学の1つとして実践されている民間療法の1つです。歴史は2500年前からと古く、「刮(かつ)=削る」「痧(さ)=滞った血液」という意味があります。滞った血液のことを、東洋医学では「瘀血(おけつ)」と言ったりもします。カッサプレートを使用し、肌表面をさすり刺激を与える事で、毒素を肌表面に押し出リンパの流れを促す効果があります。
カッサプレートを使用したマッサージ効果は、むくみ改善・リフトアップ・小顔・透明感アップ・毛穴引き締めなど様々あります。手で行うマッサージよりはるかに簡単で時間もかからないのに、注意点を守りながらちゃんと行えば、自宅でプロと同じような結果を出すことができます。フェイスラインをスッキリさせる以外にも、顔のコリをほぐすこともできます。競技ダンスは顔の表現力も大事ですよね。口角の横を優しくしっかりカッサプレートでマッサージすると、コリがほぐれ笑顔を作りやすくなります。社交ダンス発表会や競技ダンス大会前など人前に出るときには、思い切り笑顔を作れるようカッサプレートでのマッサージは必須です。
ハンドとカッサプレートの効果の違いとは?
美意識の高い方は、もしかしたらご自身で顔のハンドマッサージを取り入れているかもしれません。ハンドマッサージの方法も様々ありますが、一体ハンドとカッサプレートは、どちらの方がより美容効果を出せるのか気になりますよね。両方行っている私の感覚でいうと、継続して行えば正直どちらも効果を実感できるでしょう。
しかし、顔のマッサージをすることに慣れていない方は、カッサプレートを使用した方が効果を実感しやすいです。なぜかというと、カッサプレートは、プロが行っても肌表面を撫でるだけの施術法だからです。カッサプレートのやり方は後ほど詳しく説明しますが、簡単にいうと顔の内側から外側に流すだけ、特別な技を必要としません。一方ハンドマッサージはというと、コリをほぐすためある程度圧を加える説明があったり、圧を加えるのはNGだから優しく流すよう記載があったり、見るものにより方法も手順も様々です。私がハンドでするときは、今までの記憶をたどり、いろんな手技を取り入れています。ハンドマッサージはある程度慣れないと難しいが、カッサプレートマッサージは方法も注意点も大体一緒。簡単にだれでも効果を出すことができるから、おすすめなのです。
カッサプレートでのマッサージはとても簡単
カッサプレートと検索すると、色々な種類のカッサプレートが出てくるので、どのカッサプレートにしてよいか迷ってしまいますよね。カッサプレートを使いこなせれば、初めからこだわったプレートを選んでみるのも良いですが、最近は100円均一でもカッサプレートを購入できます。もしカッサをお試しで取り入れてみたいのであれば、100円均一で購入したカッサプレートでも効果は実感できると思います。私も100円均一のプレートです。
ではカッサプレートを使用したマッサージ方法です。まずプレートをスムーズに滑らせるために、必ずクリームやオイルを肌につけるようお願いします。直接プレートを当ててしまうと、摩擦刺激で肌に負担となり、たるみやシワの原因になってしまいます。私はちふれの「ウォッシャブル コールド クリーム」を使用したり、乳液をたっぷり塗布した状態でマッサージしたりします。とにかくプレートの滑りが良い状態で行うのが、鉄則です。そして強さは、消しゴムを消す程度の強さ。これ以上の圧を加えると、肌に負担がかかるので「この強さで効果あるのかな?」という強さで大丈夫です。私が使用している100円均一のカッサプレートとクリームです。
まずは老廃物が流れやすいよう通り道を作る
カッサマッサージは、老廃物をリンパ節まで持っていくことで、より高い効果を実感することができます。顔でポイントとなるリンパ節は、耳の下の耳下腺と、鎖骨リンパ節です。この2つのリンパ節へ運ぶイメージで行うと良いでしょう。顔のケアで忘れがちな首から鎖骨にかけてのケア。この首から鎖骨にかけて入れるか入れないかで、フェイスラインの引きあがりに大きな違いが出ますので、必ず入れてくださいね。なお全ての工程は10回を目安に行ってください。流すと表現してますが、撫でるだけで十分です。
カッサプレートで使用する面はこちらです。
また、流すラインはこちらです。
1,カッサプレートの小さな山が2つある面を、鎖骨を挟めるようにセットします。内側から外側に向かい流します。
2,Cカーブの面を、耳の下の耳下腺から鎖骨に向かい流します。この時鎖骨までプレートをはめるようにしっかり流しましょう。
3,小さな山が2つある面を、フェイスラインの骨を挟めるようにセットします。顎先から耳の下まで流します。
4,Cカーブの面を鼻横にセットします。鼻横からガバッと耳の前まで流します。
5,Cカーブの面を額中央から耳の前~耳下腺~首~鎖骨と一気に流します。
ここまでの工程は、この後ほぐしていく際効果がより出やすいよう準備段階になります。
コリをほぐしながら顔のメリハリを作る
準備段階で老廃物が流れる通り道を作ったら、次は細かな動きでコリをほぐします。この工程で、メリハリのある顔を作っていきます。作ると言っても、ここでも決して力はいりません。あくまでも消しゴムを消す程度の力で行うことは忘れないでください。全ての工程の円は、大きな円で細かく動かすのがポイントです。小さな2つの山の鋭利な方を、皮膚に当てて行っていきます。
ほぐすラインはこちらの画像を参考にしてください。
1,プレートを1円玉くらいの大きさの円を描きながら、顎先から耳下の耳下腺までクルクルと動かします。
2,口角横から耳の前まで、500円玉くらいの大きさの円を描きながら、クルクルと動かします。魅力的な笑顔を作りたい方は、このラインを他のラインより念入りに行うと良いでしょう(しかし優しさは忘れずに)。
3,鼻横から目尻横まで、500円玉くらいの大きさの円を描きながら、クルクルと動かします。小鼻の横(ほうれい線付け根)は、老廃物が溜まりやすい箇所なので、小鼻に添って上下に動かしてから移動するのが良いでしょう。
4,眉毛の下のラインを、眼球に当たらないよう注意しながら横方向に行ったり来たりと動かし、眉頭から眉尻まで流す。
5,額中央から生え際に向かい、500円玉くらいの大きさの円を描きながら、クルクルと動かします。額はおでこの幅に合わせ3ラインほどクルクル流す。
ここまで行ったらほぐした老廃物を流すため、準備段階と同じ工程してください。最後にもう一度流すことで、老廃物を鎖骨リンパ節まで流し、むくみを一掃する効果がより高まります。
頭皮もほぐすとより変わるフェイスライン
普段の美容ケアで忘れがちなのが頭皮。しかし、少しでも引きあがりを期待して、競技ダンスのヘアスタイルで、ターバンを取り入れたことはないでしょうか。実際プロが行う美容ケアでも、フェイスラインをよりシャープにするために、首から上1/3の顔より2/3の頭皮の方を、念入りにケアすることもあります。カッサプレートを利用して頭皮もほぐせるので、ぜひ合わせて行ってみて下さい。カッサプレートでの頭皮ほぐしも、方法はとても簡単です。
頭皮は細かくジグザグに動かすのがポイントです。
1,額中心から頭頂部に向かって指で髪をかき分け、地肌が見える状態にする。
2,見えた地肌を小さい2つの山の鋭利な方を、細かくジグザグに動かす。
3, 何ラインもできる限り細かく分け目を作り、頭頂部から襟足に向かいほぐしていく。
頭皮を行う際も、決して強い力は必要いりませんよ。
顔のカッサマッサージをする時の注意点は3つ
カッサプレートを使用した時の注意点は3つあります。本来であれば高い効果を実感できるカッサプレートのマッサージですが、この注意点を守れていないと効果を実感するどころか、逆にシワやたるみ、またはアザができてしまうこともあります。社交ダンス発表会や競技ダンス大会前にアザができてしまっては最悪です。必ず注意点は守る様にしてくださいね。
1,必ずオイル・クリーム・乳液などを肌につけ、直接カッサプレートで肌に刺激を与えないようにしてください。クリームが肌に浸透し、滑りが悪くなっても肌に刺激となります。手に力が入ってしまうのは、クリームが足りない証拠なのでたっぷり使用しマッサージしましょう。
2,顔に使用する際のカッサプレートの圧は、消しゴムで消す程度の強さです。物足りなくてもちゃんと効果はあるので、気持ち良いからとゴリゴリ圧を加えないようにしてください。やりすぎは後にシミとなってしまうこともあります。
3,肌が弱っているときは避けましょう。弱い圧ですが刺激を与えているのには変わりありません。ニキビや吹き出物などの肌が荒れている箇所も、必ず避けて行いましょう。
より効果を引き出すベストなタイミング
.ここまで読んでくださったあなたは、「すぐにでも取り入れたい」「毎日やってみたら、すごく変わるんじゃないか」なんて思っているのではないでしょうか。冒頭でもお伝えしたように、カッサプレートでのマッサージは、顔のラインを作る効果がとても高いです。過度なマッサージは肌へ負担がかかってしまうため、毎日行う必要はありません。ではどれくらいの頻度でいつ取り入れるのがよいか、説明します。
まず頻度は、週に2~3回、1日おきか2日おきが肌に負担がかからず効果を実感しやすい頻度です。体が温まっているときの方が血液やリンパの流れが良くなるので、入浴中やお風呂上りがベストタイミングです。入浴中に行う際は、クリームやオイルを持ち込んで行っています。濡れて滑りが良いからと、何もつけずに行うのはNGですよ。朝起きて顔がむくんでいるときは、時間があれば化粧をする前に取り入れる事もあります。そして最後により効果を出すために、お水を飲みましょう。お水を飲むことにより、老廃物を体外に排出する効果が高まります。コップ1杯(200ml)程度飲んでから始めると良いでしょう。
まとめ
社交ダンスで横顔をシャープに魅力的に見せるため、競技ダンスで顔の表現力を高めるための美容法として、カッサプレートを使用したマッサージを紹介しました。カッサプレートは特別な技を必要としないのに、誰でも簡単に高い効果を出すことができる美容法です。
カッサプレートで優しく顔を撫でる。それだけでリンパの流れを促し、むくみを改善することによって、スッキリとしたフェイスラインを作る事ができます。またコリをほぐし柔軟性の増した顔で、より人を惹きつける表現ができるようになるでしょう。