こんにちは、NEWLOD編集部です! 今回取材させていただいたのは、お笑いコンビ「ぱいんはうす」の岸英明(通称:ロペス)さん。
金スマの社交ダンス企画にてキンタロー。さんのリーダーを努め、明るく輝かしい成績を重ねている社交ダンサーです!
岸(ロペス)さんは何を考えて踊っているのか、今後はどんな風にお笑いや社交ダンスと関わっていくのかに迫りました。
岸 英明(ロペス)
1987年2月14日生まれ、静岡県の藤枝市出身。現在はお笑いコンビ「ぱいんはうす」として活動中。
社交ダンス(競技ダンス)では、学生時代に全日本学生競技ダンス選手権にて準優勝、関東大会優勝。
現在はラテンアメリカンアマチュアA級(E-JBDF)、その力強いダンスを表現するボディはベストボディジャパン水戸大会でも3位を受賞!
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では趣味のイラストを公開しており、個性的なタッチに病みつきになるファンが急増中!
目次
ロペスさんは会社員?お笑い芸人?それとも社交ダンス?
元々お笑いコンビ「ぱいんはうす」として活躍されていた岸さん。先輩芸人であるキンタロー。さんとの社交ダンス企画で仕事の幅を広げられましたが、活動はいかがですか?
岸英明さん(以下 敬称略):いや、ありがとうございます。 実は、今日も若手向けのドラムとダンスのコラボイベントでMCをさせてもらってきました、相方と一緒に!
もともと、相方も大学(学連)で社交ダンスをやっていたので存在は知っていたんです。 相方は学生の頃からM1に出たり、がんばってたんですよね。
でも、意気投合したのは卒業してから。 僕は大学院を卒業した後、普通に就活してNTTの某IT企業に勤めていました。
ただ、入社当初の新人研修からずっと「なんか違う」っていう違和感があって。とりあえず、3年やっておけば強そうだし自信をもって会社員もやってたって言えるし。
そう思ってたら、3年がたった時点でサクッとやめちゃいました。で、何をするかって考えた時に・・・お笑い芸人カッコイイじゃん!って。
岸英明(ロペス)さんが社交ダンスを始めた理由は女の子がいたから
なるほど!ちなみに、岸さんが社交ダンスを始めた理由って何だったんでしょう?
岸英明(ロペス):どう考えても、女の子がいたからです!ほぼ男子校のような状態でしたからね。
もう女子がいたから社交ダンスを始めた、そこは否定させない! もちろん、やってる過程で楽しくなってくるっていうのはあると思いますよ。
でも、きっかけは絶対に女の子がいたから。この気持ちは男ならわかるでしょう!
岸英明(ロペス)さんの夢はとにかく最強になること
可愛い&カッコイイ先輩がいたからっていうのは男女共通かも!その考え方でいくと、岸さんは社交ダンスをカナリの長さ続けてますから、やっぱり楽しくなってきちゃったんですか?
岸英明(ロペス):そうですね。やっぱり社交ダンスは好きです!(笑)
しかも、僕、最強になりたいんですよ。 会社員もやったりお笑い芸人もやったり、どこを目指しているかって聞かれると困ってしまう。
逆に教えてもらいたいくらいなんですけど、最強になるっていうのだけはブレませんね!昔からずーーっと思ってます!
社交ダンスはそこに近づく気がして楽しいのかも?
岸英明(ロペス):僕の中で最強っていうのは肉体と面白さからくる影響力のこと。 社交ダンスは本当に全身を使うし、なんとなく近いのかなって思いますね。
社交ダンスだけじゃなく、そこに繋がりそうであればどんな事にも挑戦。とにかく近づいていってます。 そんなことを繰り返していたら、キンタロー。さんのオーディションの話に出会いました。
実は、あれって知り合いの知り合いが教えてくれて、色んな面接に繋いでくれてって感じだったんです。こんな人がいるよ、あいつ社交ダンスやってるらしいよって、人との縁でめぐってきた感じですね。
話が決まった段階でようやく焦り始めました。僕モダンめっちゃ下手じゃないですか。
\おもむろに脱ぎ始めてくれる岸さん/
岸英明(ロペス):それに僕、承認欲求がエグいんですよ。自己顕示欲のかたまりというか。 社交ダンスをやる前はそうでもなくて、シャドーボクシングとかが趣味だったんですけどね。
たいして強くもないけどマニアックな格闘ヲタクみたいな、1人で高めたり内にこもってやりこむのが好きで。 目立つ気持ちよさも、社交ダンスの楽しさの1つだと思うんです。ありますよね?!
確かに、社交ダンスってリーダーさんはヒーローだし、パートナーさんはお姫様かも。主役になっているっていうか、そういう楽しみは初めてから凄く体感しました。
岸英明(ロペス):まあ楽しい中にも辛さはありますけどね。 やっぱり社交ダンスって辛いじゃないですか。すごく疲れるし。
ルーティンに慣れるまでの試行錯誤もあるし、うまく踊れるまでも長いし・・・。
だけど、その分パートナーとかみあうと楽しいし、勝った時に得られるものも大きいと思うんですよね! 金スマで出させてもらった大会だって、お互い仕事のスケジュールがある中ですから練習は基本的に深夜。
キンタロー。さんだって舞台の合間に時間を作ってくれたりして。そうまでしてがんばるのは、勝った時とか見て楽しんでもらえてたっていう感動があるからですよ。
社交ダンスを辞めようと思った「負け続けの時期」
最強になりたいっていう思いと社交ダンスの楽しさが合致したんでしょうね。ちなみに、辛いと言いきるってことは辞めたくなったこともありますか?
岸英明(ロペス):もちろんありますよ、辞めたくなったこと!
1番は2年生の後期。バリエーションをやり始めて全然勝てなくなった時ですね。 それまでは勝ちが続いて自分でも「おっ?」って思ってたからこそ、勝てない時期が本当に辛かった。
色んな事を考えてどうにかしようとするんですけど、結局3年の頭までの半年間は模索してました。
やめなかったのは飲み会と麻雀のおかげ。 今やめても行くとこないしなって思ったのもありますけど、飲み会と麻雀が・・・(笑)
\さらに脱ぎ続けてくれる岸さん/
岸英明(ロペス):今思えば、2年の終わりの頃って「ダンスとは・・・」っていうコダワリが強くなっていた時期だったんです。 でも結局は考えすぎてグチャグチャになって。足は痛いし踊りは辛いだけ。
周りから見ても、ナチュラルさがなくドンドン硬くなっていって最悪だったと思います。 それでどうしたかっていうと・・・、ひたすら踊り続けました。 とにかく踊っていたら、1度どうでも良くなったんです。
で、さらに何も考えずに踊っていたら「あ、これだ!」って気づきました。難しいことはいらない、ただの運動なんだってわかったんですよね。
模索する中で見つけた、試合前の緊張を打破する方法は
ただの運動!かなりシンプルなところに落ち着きましたね。それからがやっぱり学連生活の中で1番楽しかったんでしょうか?
岸英明(ロペス):いや!大学1年の時が1番楽しかったなあ、麻雀たくさんやってて!(笑)
だって、試合の朝とか怖いじゃないですか。 まわりのレベルが高いし、学連の試合の前とか緊張しますもん。 しかも、緊張を打破する方法って自分の中では見つからなくて。
でも、それも筋トレで乗り越えられるって気づいたんですよ!自分にとって緊張は打破するよりも追い込で忘れる方が簡単だったから。
座禅とか瞑想に近いんですけど、自分に集中することで緊張って忘れることができるんですよ。集中が切れたら無理くらいの辛い筋トレはいいですよ!
パートナーシップで大事なのは先に進めていくこと
ところでパートナーシップについてはどう考えてらっしゃいますか?岸さんといえば、キンタロー。さんが忙しい中でも公園で練習していた映像が印象に残っているんですが・・・
岸英明(ロペス):パートナーシップ!難しいことを聞きますね・・・(笑)
でも、最初は仲が悪くなきゃ大丈夫なんじゃないかなって思います。 キンタロー。さんと組み始める前も、多少お会いしたことがある程度でした。
でも、「勝ちにいきたい」とか「番組を盛り上げて沢山の人に社交ダンスを知ってほしい」だとか、共通の目標があれば何の問題ないと思う!
しいていえば、この年になってからパワーバランスくらいは考えるようになりましたけどね。
僕は学生の頃はガンガンいうタイプだったんですけど、やっぱりカップル(相手)ごとに特徴ってありますもん。先輩後輩っていうのとか、どっちか主張するかみたいな、王道のバランスがあると思うんです。
そこだけ考えて、結局、大切なのは先に進めていくことかなって。
各々がひたすら踊っていくのが、1番大事なのかなって思っています。
ちなみに、NEWLOD編集部では公園で練習ってムリじゃない・・・?って話になったんです。地面はえぐれるし、正直どうなんでしょうか?(笑)
岸英明(ロペス):公園だけで練習するのは・・・無理っすよね(笑)
もちろん公園で練習はしていますが、どっちかっていうと筋トレに近かったりトレーニングって部分が大きいです。 ルーティンを覚えるのはむしろ道路。コンクリートのところを探して練習していますね。
ペアで練習できるタイミングは先生のスタジオを借りたり、テレビ局の会議室を貸してもらったり。ガチでやってるからこそ、どの練習をどの場所でっていうのも考えてやっています!
岸英明(ロペス)さんが社交ダンス男子に伝えたいこと
岸英明(ロペス):これは言いたいんですけど、社交ダンスやっている人は体を鍛えた方がいいですよ!! 社交ダンスやってると、体が細くなってくるんですよね。
僕もどんどん痩せてきて、最終的には168cmあるのに55kgとかで。ウエストなんて68cmくらいでガリガリでした。 で、学部友達との卒業旅行で「岸、なんか貧相な体になったね」って言われたんですよ。
これが悔しくて悔しくて!言ってきた人がダルダルの体だったのもあって気合入れて鍛え始めました。
定期的にあげたくなるビフォーアフター、筋トレありがとう。 pic.twitter.com/Jab4L3au1R
— 岸英明 a.k.a.ロペス (@hideaki_kishi) August
12, 2019
やっぱり見た目的にも踊りやすさ的にも体は大きく、鍛えた方がいいと思います。 体をツイストした時も、太い方が強く見えるんですよね。
モダン人もだけどラテン人は特に、中でも身長が低い人は本当に鍛えるのがオススメです。後はポージング!!これは皆やった方がいいですよ!
例えば、フロントポーズ。広背筋をしめたりね。
カッコイイでしょう!! ・ ・ ・
社交ダンス×岸英明(ロペス)さんの今後は
岸英明(ロペス):テレビに出たいですね。芸人として出たい。 どうなりたいっていうのは難しい、とにかく最強になりたいんですけど、テレビは特に楽しいです!
リアクション芸とか挑戦してみたいですね。
あと、ロペスを超えていきたい。 中居さんに名付けてもらったロペスが嬉しいからこそ、それ以上に岸英明を推していきたいですね。
岸って苗字かっこよくないですか?一文字、岸! だから、Twitterのアカウント名も「岸a.k.aロペス」なんですよ。
金スマ社交ダンス企画から人気絶好調中の岸英明(ロペス)さんに、社交ダンスについて語っていただきました。 インタビューに答えつつも、1枚1枚脱いでいってくださるサービス精神がまさにプロ!
そして、社交ダンスをする理由、続ける意味、楽しいところ、それはやっぱり人それぞれ。
それを忘れそうな時もあるけれど、本心はごくシンプルなところにあるのかもしれませんね。 今後も最強を目指して活躍していく岸英明(ロペス)さんから目が離せません!