学連の競技会が気になる!学連競技会の魅力を紹介

サークルや教室でレッスンを続けている方の中には競技会に既に参加している方やこれからエントリーを検討されている方もいらっしゃいますよね。
競技会の中にもいろいろな種類がありますが、その中でも今回は”学連”の競技会についてご紹介をさせていただきます。
出場する資格がなくても試合を観に行けばきっとダンスのモチベーションがあがりますよ!
今回は学連出身者として学連の概要はもちろん、その魅力もあわせてご紹介します。

学連の競技会は学生による熱い試合が魅力!

ダンスを始めるとよく耳にする『学連』という単語。
この学連とは『学生競技ダンス連盟』の略称で、日本にある大学の競技ダンス部が加盟しています。
実は学連は1948年に発足した歴史ある団体!
今も現役の学生選手を中心に競技会の運営などが行われています。
学連の競技会に出場するためには、学連に加盟している競技ダンス部の部員となり、学連に学生選手として登録をする必要があります。
つまり学連の試合に出場しているのはすべてアマチュアの大学生!
大学から競技ダンスを始めた部員も多く、4年間をこの学連の試合に賭けて生活をしている選手たちの熱量を感じることができるのが醍醐味です。

競技種目は『モダン』『ラテン』『フォーメーション』

学連の競技会では男女が組んで踊る『モダン(スタンダード)種目』、男女が離れて踊る『ラテン種目』、複数カップルがラインを構成しながら踊る『フォーメーション種目』に分かれています。
モダン種目ではワルツ(スルーワルツ)、タンゴ、スローフォックストロット、クイックステップの4種目が、ラテン種目ではチャチャチャ、サンバ、ルンバ、パソドブレが踊られます。
一方モダン種目でヴェニーズワルツやラテン種目でジャイブが学連の競技会で踊られることはありません。
フォーメーション種目はブロックによってラテン種目やモダン種目など構成される種目が異なり地域差があります。
なかなかフォーメーション種目の競技会は少ないと思いますが、学生ならではの団結力を見ることができますよ。
大学ごとにユーモラスな構成にしたり、ドラマチックにしたり、正統派で攻めたりと非常に大学ごとの個性をみてとれる種目になっています。

全日本戦は夏と冬の年2回!

学連主催の全日本戦は夏に行われる『全日本学生選抜競技ダンス選手権大会(通称・夏全)』と冬に行われる『全日本学生競技ダンス選手権大会(通称・冬全)』があります。
夏全は総合戦、冬全は単科戦というのが最も大きな違いです。
真夏に4種目連続で踊る夏全、4年生が学生最後の力を振り絞って踊る冬全それぞれに異なる魅力があります。
入部当初は初心者だった部員たちの4年間の集大成は感動必至ですよ!

学連を卒業後、プロになる選手も

4年間の学生生活が終わると、学生はアマチュアでダンスを続ける人だけでなく、一般企業には就職せずプロの競技ダンサーになる人も!
ダンス教室には学連出身の先生たちも数多く所属しています。
習っている先生が実は学連出身だったということはよくある話です。
学連の競技会に行けばそんな未来のプロダンサーたちを見つけられるかもしれませんよ。

『ドレス戦』では華麗なドレスが着用されます

学連の競技会ではリーダーがベストとネクタイ、パートナーがレオタードとパニエを着用する試合だけでなく、燕尾服やラテンシャツ、ドレスを着用する試合も行われています。
学生でもドレスは非常に豪華!
教室の先生や部活の先輩などからのレンタルだけでなく自分たちで購入したものも多くあります。
貸し出し可能なドレスもあるので、気になるドレスを着ている選手がいたらコンタクトをとってみるのもひとつですよ。
もしかしたら素敵なドレスをレンタルできるかもしれませんよ。

学生たちによる選手への応援が熱い

普段部活としてともに練習している部員たちの結束は想像以上!
そのため同じ大学の先輩や同期が出場しているヒートでの応援が非常に熱いのも学連の試合の特徴のひとつです。
また大学の枠を超えて親交を深めることも多いので時には他大学の友人たちの応援に勤しむこともあります。
掛け声を決めて応援をしている大学もあり、他のアマチュア戦やプロの試合とは一味違った会場の雰囲気になっています。
熱心な大学の中には学生だけでなくOB、OGも一緒になって試合観戦を楽しんでいることもあります。
世代を超えて熱くなれるのも学連の試合の魅力ですよ。

コロナが落ち着いたら是非観戦しに行ってくださいね

現在はコロナウイルスの影響もあり試合の観戦者数を大幅に削減して開催されているため、部員ですら応援に行けない状況です。
一方観戦できない人が多いということもありLIVE配信している試合があったり、アーカイブがYouTubeにアップロードされていることも!
実際に観に行くのはハードルが高いという方はまずは動画で楽しんでみてはいかがでしょうか。
試合会場では写真撮影などが制限されているので、『連盟員』と言われる競技会を運営している学生スタッフの指示に従って楽しんでくださいね。