社交ダンス初心者にオススメ!絶対見るべきダンス動画5選〜ワルツ編〜

あなたが社交ダンスを知ったきっかけはなんですか?

「身近な人は社交ダンスをしていた」「偶然動画で見て素敵だと思った」「テレビで見かけるダンサーがカッコ良かった」

その理由は様々だとしても、社交ダンスの初心者の皆さんは何かしらの形で社交ダンスを知り、そして社交ダンスに魅了されたのではないでしょうか。

今回の記事では、社交ダンスを始めたばかりの方にぜひ見てもらいたいダンス動画を5本紹介します。紹介する動画はどれもスタンダードモダンの種目の花形でもある「ワルツ」。「社交ダンスといえば・・・ワルツ」というような社交ダンスの中でも代表的な種目の一つです。紹介する動画を見て、ぜひもっともっと社交ダンスを好きになってください。きっと動画を見た後には「早く踊りたい!」と思っていること間違いなし!

1.世界チャンピョンのワルツを堪能せよ!

さて、最初の動画は前・世界プロスタンダードチャンピョンのArunas Bizokas/Katusha Demidova組のワルツです。
動画は社交ダンスの最高峰の大会でもあるBlackpoolでのダンスです。この動画の注目すべきポイントとしては、この大会が彼らにとっての引退試合であるということです。もちろん、ラストダンスはワルツですよね。12年間カップルとして数多くの大会に出場し、数々の功績を残してきた2人が、何年もの間共に決勝戦を踊ってきた仲間たちに見届けられながら踊る姿はとても素敵です。
Arunas/Katusha組の特徴としては、とにかく基本に忠実に踊ることです。複雑なルーティンをたくさん組み込んでいくというよりも、「シンプルにまとめて簡単に踊っているように見せる」。それが彼らの強みではないでしょうか。
この動画ではもちろんArunas/Katusha組のワルツの素晴らしさを感じることができますが、それと同時に社交ダンスという競技の素晴らしさも感じられます。観客のスタンディングオベーション、ラストダンス後に仲間が歩み寄り、胴上げをする光景。お互いを認め合う競技、それが社交ダンスなのではないかと思わせてくれるような、本当に素敵な動画です。

2.日本のチャンピョンも負けてない!

次の動画は、元・統一全日本チャンピョンの庄司浩太・庄司名美組の動画です。統一全日本チャンピョンということで、国内における社交ダンス団体全体でのチャンピョンなので、実質社交ダンスの日本No.1なのが庄司組。この動画は学生連盟(学連)の大会で庄司組がデモンストレーションを行なった際のものです。ワルツのベーシックルーティンから始まるこのデモ。周囲を囲んでいる学生の表情からも、庄司組のダンスに魅了されていることが伺えます。

3.踊りから音楽が聞こえるダンサー

URL:https://www.youtube.com/watch?v=v0uNHfDgu-c

続いては、Benedetto Ferruggia,Claudia
Koehler組です。BenedettoとFerruggiaはドイツの選手で、元アマチュアの世界1位の選手。現在はターンプロをしており、数多くの世界トップダンサーのコーチとして活躍しています。彼らの特徴といえばやはり音楽性。社交ダンスと音楽は切っても切り離せない関係にあります。社交ダンスのトップ選手のダンスは、彼らのダンスのために音楽が奏でられているかのように、ダンスの動きと音楽が綺麗にマッチしているように感じます。この動画の良さはなんといっても彼らの動きのダイナミックさです。スピンを始め多くの動きの中で、BenedettoとFerruggiaはお互いの位置関係に大きな広がりがあるように見せ、2人が一体となって大きな動きを作り出しているように思えます。この動画は彼らの良さが最大限引き出された、「ザ・ワルツ」というような踊りになっています。
余談にはなりますが、彼らのタンゴも見ものです。人間離れした身体能力から発揮されるスピードと一度見ただけではどんな動きをしているのかがわからないルーティン。ぜひタンゴも合わせてチェックしてみると、社交ダンスの魅力がよりわかってくると思います。

4.アマチュア現世界一のワルツ

4つ目の動画は、WDSF元スタンダードチャンピョンのEvaldas Sodeika,Ieva
Zukauskaite組のワルツです。この動画の見どころといえば、彼らの「余裕感」です。社交ダンスの審査項目の中には、「フロアクラフト」というものがあり、これはフロアのどこで踊り、どれだけ自分を目立たせることができるかという観点です。動画の中で彼らは所々で他の選手とぶつかりそうになりながらも、とっさにルーティンを変更して、うまくぶつからないようにしているのがわかるでしょうか?これができるのも日々の練習のおかげ。社交ダンスでは他の人にぶつかると自分の良さを審査員に見せることができないくなってしまうので、このような技術をとても重要になります。

5.ベーシックワルツに酔いしれる

https://www.youtube.com/watch?v=mziv98RzqUM

さて最後の動画は、社交ダンスの世界的な大会でもあるBlackpoolダンスフェスティバルのCongressで行われたデモンストレーションです。Congressとは日本語でいうところの講習会です。世界的な社交ダンサーや社交ダンスのコーチが技術について講習する場であり、このCongressのためだけにBlackpoolに来る人も少なくありません。この動画では、Congressで講師を務めたKristopher
Hawkinsがワルツのデモンストレーションを披露します。彼が踊るワルツはなんと全ての技がベーシックルーティン。ベーシックとは社交ダンスを始めた皆さんが一番最初に習っていくステップのことです。世界のトップまで社交ダンスを極めていくと、ここまで壮大に踊れるものなのですね。通常社交ダンスの大会ではダンサーたちはベーシックステップだけでなく、応用的なバリエーションステップを駆使してルーティンを作成します。ところが、この動画のKristopher
Hawkinsのステップは全てベーシックステップ。ただおそらくこのルーティンで大会に出ていても、あまり見劣りしないでしょう。

今回は社交ダンス初心者の皆さんに見てもらいたい「ワルツ5選」ということで、5名の有名選手・講師のワルツを紹介しました。1~4の動画に関しては世界の現トップダンサー、元トップダンサーの踊り、そして5は初心者の方が社交ダンスを始めて最初に習っていくステップだけで構成されたワルツ。動画で見ているだけでもうっとりしてしまいますよね。社交ダンスを始めると、きっと好きな選手や好きな種目ができるでしょう。ぜひ皆さんもまずは動画を見て、ダンサーの真似をしてみたりルーティンを考えてみたりとフロアで体を動かしてみてくださいね。