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社交ダンス界の最高峰「世界三大大会」
社交ダンスの最高峰といわれる世界三大大会をご存じですか?
ここは競技ダンスを行なう方なら誰もが憧れる夢の舞台。
3つの大会でタイトルを取ることは、ダンサーにとってこのうえない栄誉であり、
手に入れたい勲章でもあります。
この記事では、そんな最高の舞台である世界三大大会についてご紹介します。
世界三大大会を目指すための道のりとは
「社交ダンスをやるなら世界一を目指したい!」――競技ダンスをしている方なら、
誰もがそんな夢を抱くかもしれません。
世界一を目指すということは、世界三大大会のいずれかでタイトルを取ることを意味します。
しかし、その道のりは決して平坦ではありません。
まず日本国内の大会を制し、いくつもの試合で勝ち上がり、海外の舞台で実力を示す必要があります。
どれだけ大変なことなのか、競技ダンスでタイトルを取るまでの簡単な流れを見てみましょう。
競技大会といってもいろんな大会がある
社交ダンスといえども、趣味として楽しむ人、本気で競技大会を目指す人など
その目的は人によってさまざま。
競技ダンスにはプロフェッショナル、アマチュア、サークル競技会など5つのカテゴリーがあり、
さらにスタンダードとラテンアメリカンの2つに分かれ、級もN級からA級まで段階があります。
プロの世界では、JBDF(公益財団法人日本ボールルームダンス連盟)、
JCF(NPO法人日本プロフェッショナルダンス競技連盟)、
JDC(公益社団法人日本ダンス議会)という3団体が主な試合を開催。
各団体で行なわれる試合で勝ち上がり、昇級していきます。
年に1回、その3団体が合同で開催する「バルカーカップ統一全日本」で日本一を争うのです。
競技ダンスで日本一を取るだけでも非常に困難ですが、世界三大大会でタイトルを手にする
には並々ならぬ努力が必要だということがわかりますね。
社交ダンス界の最高峰といえる世界三大大会
それでは、世界三大大会と呼ばれる3つの大会を順に見ていきましょう。
実は、トップクラスの限られた選手しか参加できない…というわけではなく、
アマチュアの競技も行われるためエントリーすれば参加可能。
世界中の一流ダンサーと同じフロアで踊れる貴重な機会です。
Blackpool Dance Festival(ブラックプールダンスフェスティバル)
社交ダンスで最も有名な大会として知られるのが、
Blackpool Dance Festival(ブラックプールダンスフェスティバル)。
- 会場:イギリス・ブラックプールのウィンターガーデン
- 開催時期:毎年5月下旬~6月上旬の9日間
- 歴史:1920年に始まり、ずっと同じ会場で開催
プロフェッショナルだけでなくアマチュアの競技も行われ、世界各国から多数のダンサーが参加。
日本からも多くの社交ダンスファンや競技選手が集います。
United Kingdom Open Championships(UK選手権大会)
続いて紹介するのは同じくイギリスで行なわれる世界三大大会の一つ、
United Kingdom Open Championships(UK選手権大会)。
- 会場:ボーンマス(イギリス)のボーンマスインターナショナルセンター
- 開催時期:毎年1月第3週の火曜~木曜(3日間)
- 歴史:世界各国からプロ・アマが参加
期間は3日間と短いのですが、大会前後には関連する競技会が近くで行われるため、
選手はそちらにも合わせて参加することが多いです。日本からの参加者も多く、
「UK」という名で親しまれています。
International Championships(ロンドンインターナショナルダンス)
世界三大大会の最後は、International Championships
(通称:ロンドンインターナショナルダンス)。
- 特徴:予選と決勝の会場が異なる
- 予選:ロイヤルアルバートホール(ロンドン)
- 決勝:ブレントウッドセンター
- 開催時期:毎年10月(予選2日間、決勝1日)
会場が移動するため出場選手数はやや少なめ。結果として実力者が集まり、レベルの高い競技を楽しめる大会となっています。
世界三大大会まとめ
社交ダンスを愛する方なら誰もが憧れる世界三大大会。
・ブラックプールダンスフェスティバル
・UK選手権大会(United Kingdom Open Championships)
・ロンドンインターナショナルダンス(International Championships)
いずれもイギリスで開催され、各国のトップダンサーが集結する夢のステージです。
アマチュアもエントリーできる大会なので、世界トップクラスのダンサーたちと同じフロアで踊る
チャンスがあるというのも魅力。
会場で最高のダンス、最高のマナーを実際に目にすれば、
社交ダンスに対する想いがさらに高まるはず。
ぜひ一度、世界三大大会の地を踏み、その熱気を肌で感じてみてはいかがでしょうか。