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社交ダンスのひとつの種目であるワルツ。
曲名になっていることも多いので、名前は知っているという人が多いのではないでしょうか?
社交ダンスの中のワルツは、スタンダードという男女が組んで踊る種目のなかで最初に習う人が多い、人気の種目です。
社交ダンスのワルツとは?
実際にワルツの踊りを見てみましょう。
日本インター・プロフェッショナル競技会でのワルツ決勝戦
こちらは(公財)日本ボールルームダンス連盟(JBDF)が主催した2015年日本インターナショナルダンス選手権大会の決勝戦でのワルツの動画です。
優雅でありつつもダイナミックですね。
秋のダンス・クラシック2015にてワルツ・デモンストレーション
また、こちらは秋のダンス・クラシック2015でのアルナス・ビゾーカス&カチューシャ・デミドヴァ組(Arunas Bizokas & Katusha Demidova)のワルツです。
2016年時点で世界三大大会グランドチャンピオンであるアルナス・ビゾーカス&カチューシャ・デミドヴァ組のワルツは、見ていてとても贅沢な気持ちになります。
こちらはデモンストレーションなので、競技会とはまた違った雰囲気がステキですね。
社交ダンスのワルツの歴史
そもそも、社交ダンスのワルツの歴史は深く13世紀ごとからドイツやオーストリアで踊られていました。
当時はヴェラーと呼ばれており、男女が組みながら回転する踊りだったのです。
しかし、時は厳格な13世紀。男女が手をとりあうだなんて汚らわしいとされていたので、ヴェラーは法で取り締まられます。
しかしながら、農民の間では消えることなく踊り伝えられました。
転機となったのは16世紀。
歳を基盤とした市民に伝わり、だんだんと動きはシンプルに優雅になって、今のワルツが出来上がったのです。
社交ダンスのワルツの踊り方
社交ダンスのワルツとひとくちにいっても、スローワルツとヴェニーズワルツ(ウィンナーワルツ)の2種類があります。
日本で一般的にワルツというとユックリとした3拍子のスローワルツがでてきますが、実は海外ではテンポが速いヴェニーズワルツを連想することが多いですね。
ワルツの場合、リズムは3拍子。1拍目のアクセントを感じながら、回転を基礎として優雅に踊っていきます。
リズムに合わせてライズ&ロアーと呼ばれる上下の動きをするのも特徴的です。ライズ&ロアーはライズ&フォールと呼ばれることもあります。
ワルツは感じで円舞曲と書きますが、動画を見れば納得ですね。
美しさや技術を競い合う競技会では、ワルツはスタンダード種目の1種目目にかかることが多い種目です。
そのためカップルの印象を決めますし、スタンダードの花形ともいえる種目なので、思い入れのある競技者も少なくありません。