サンバと聞くと、リオのカーニバルの華やかなイメージを思い浮かべる方も多いでしょう。
しかし、社交ダンスとしてのサンバも独特のリズム感や腰使いが魅力的で、
ラテン競技種目のひとつとして世界中のダンサーたちに愛されています。
ここでは、社交ダンスのサンバの特徴や歴史、動画を交えつつご紹介します。
社交ダンスのサンバの特徴
社交ダンスのサンバは、ラテン種目でありながらLOD(ライン・オブ・ダンス)に沿ってフロアを移動するのが特徴です。
膝の屈伸を活かした「バウンスアクション」によって、上下に弾むような動きが生まれ、
それが腰の動きへと繋がるため、サンバ特有のセクシーかつ軽快なムーブが強調されます。
また、カウントの取り方は人によって微妙に異なり、同じステップでも踊り手の個性が表れやすいのが面白い点。
しっかりとリズムを感じながら、体全体でグルーヴを表現することがポイントです。
WDSF 2015 競技会でのサンバ決勝戦
以下は「WDSF 2015」決勝戦のサンバ動画です。
フロアを大きく使いながらも、ラテン種目らしい情熱とスピード感を存分に楽しめます。
Michael Malitowski & Joanna Leunisのサンバ・デモンストレーション
こちらはMichael Malitowski & Joanna Leunisのサンバ・デモンストレーション。
座った状態から始まるユニークな演出と、迫力あるラテンムーブのギャップが見どころです。
広いフロアをダイナミックに駆け巡る姿に、会場も一気に盛り上がります。
社交ダンスのサンバの歴史
リオのカーニバルでお馴染みのサンバと、社交ダンスのサンバはもともと同じ音楽・踊りがルーツとされています。
起源はおよそ400年前のアフリカにあり、奴隷として連れてこられた人々が踊っていたものが、
アメリカやヨーロッパを経由して広まったと考えられています。
1939年にニューヨークで注目を集めたものの、当初のサンバは今ほどテンポが早くなく、
イギリスでは大きく流行しませんでした。しかし、そこにダンサーたちのアレンジが加わり、
エンドカウントを用いることで、よりノリやすく華やかなスタイルへと進化。
その結果、現在のような明るいリズムとバウンス感のある社交ダンスのサンバが確立し、
ラテン競技種目のひとつとして定着しました。
一方、リオのカーニバルで踊られるサンバは、奴隷貿易によって南米へ伝わったアフリカ系の宗教舞踊を元に、
打楽器を多用した派手なスタイルへと発展。社交ダンスとは装いや踊り方に違いがあるものの、
そのルーツは同じ音楽と文化にあると言われています。