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社交ダンスの競技会でラテン5種目のラストを飾るのはジャイブ!
ジャンプしたり蹴ったり跳ねたり、軽快なステップは見ているコッチが楽しくなってしまいそうですよね。
社交ダンスのジャイブとは?
ジャイブの特徴はそのリズムの取り方。
4分の4拍子・・・というのは他の種目でもありますが、2拍目と4拍目にアクセントがつくので、ジャズでノリの良い雰囲気があるのです。
もともとスイングジャズのミュージックに合わせて踊られていたものなので、振り子のような体の動きは必須です!
ちなみに、スイングジャズの音楽といってもロックンロール、ディスコ、ディキシーランドスタイルのものまで幅広いんですよ!
ストイックな印象があるかもしれませんが、もともとはジャズバーで弾けながら踊った、楽しんだもの勝ちのダンスなんです。
WDC German Open 2013でのジャイブ決勝戦
WDC German Open 2013にて、ジャイブの動画です。
上手な人たちが踊ると、とにかく外に向かう激しさがあります!
けれど、うるさくないのに運動量がある・・・地面をつきさすような足さばきはとてもキレイですね。
Slavik Kryklyvyy & Karina Smirnoffによるジャイブ・デモンストレーション
こちらはSlavik Kryklyvyy & Karina Smirnoffのジャイブ・デモンストレーションです。
笑顔で踊る2人はとても楽しそう!私もKarinaにタバコを取り上げられてみたいかも?!
キャッチーで会場までわかせてしまうジャイブのノリは、デモンストレーションにピッタリかもしれません。
社交ダンスのジャイブの歴史
社交ダンスのジャイブは1920年代のハーレムで生まれます。
1920年代といえば、パソドブレがパリに伝わった頃。ダンスが広まり、流行していた時代ですね。
そんな中で、ジャズミュージックに合わせて踊るといえばフォックストロット!
このフォックストロットは、後のクイックステップやスローフォックストロットになるほどの大人気。
この2種目以外にもチャールストンやリンディポップと呼ばれるダンスが派生しました。
また1930年代に踊られたテンポが早いスイングジャズは、ジッタバークというダンスが踊られます。
これがノリのジルバとなりヨーロッパに伝えられ、ジャイブへと変わっていきます。
この流れはずっと大衆によって伝えられたもの。
ピョンピョン飛び跳ねて踊るジャイブのステップは、当時の風潮でははしたなく、舞踏会の場面にはとてもじゃないですが顔をだせなかったのです。
確かに、今でもはしたないとは言わないけれど、おしとやかではありません・・・。
でも、だからこそクイックステップとは違うエネルギッシュで自由なジャイブが確立され、1960年代には競技種目として認定されたのです。