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魅惑の競技ダンス!カップルで踊って格好いい!!あんな風に踊ってみたい!!
近年では子供のころからダンスを始める方がとても増えています。
昔は子供の習い事のダンスと言えばクラッシックバレエぐらいだったかも知れません。
ですが今はHIPHOPのようなリズムとグルーヴを重視するようなダンスを習う子供が多い傾向にあります。
一方競技ダンスは、大学に入って始める方がほとんでです。 皆同じスタートラインから始めるわけです。
テレビ番組「金スマ」の「キンタロー&ロペスの競技ダンス挑戦」や、
アニメ「ボールルームへようこそ」などで競技ダンスを知った方もいらっしゃるかも知れません。
スポーツとして踊る競技ダンスとは、どのようなものなのかをご紹介していきたいと思います。
競技ダンスって?社交ダンスとは違うの?
競技ダンスのルーツは、社交ダンスにあります。
社交ダンスの発祥はヨーロッパで、英語ではボールルームダンスと呼ばれます。
目的としては、パーティーなどの社交の場で男女ペアで踊るものになります。
一方競技ダンスは、男女のカップルでは踊りますが、目的は社交ではなく競技です。
カップルの相手は変わることはなく、より複雑なステップや難易度の高い技を習得し、得点に繋げていきます。
なのでカップルを組む相手との相性は非常に重要になります。最も大事なポイントとも言えるかもしれません。
それぞれの性格や、ダンスに対する姿勢や考え方など、ダンスのレベル以外の点も軽視することはできません。
スタンダードとラテンに分かれており、さらにスタンダード5種目、ラテン5種目に分かれています。
種目別にそれぞれ違った特徴があり、独特の魅力があります。
学連ってどういう団体?活動内容を知りたい!
大学に入って始める人が多い競技ダンス。
競技ダンス部に入部するとともに、全日本学生競技ダンス連盟(学連)に所属します。
学生達は約3000人で構成される学連に加盟し、競技会で優勝を目指し、順位を争うのです。
1948年、第1回目の早慶戦が新橋のフロリダで開催されました。
さらに関東八大学主将連絡会議が始まります。
加盟校は、東京大学、慶應義塾大学、早稲田大学、明治大学、法政大学、立教大学、工学院大学、日本大学の8校でした。
今では加盟校は全国7ブロックに分かれています。
2020年12月12日㈯、13日㈰に第65回全日本学生競技ダンス選手権大会が開催されました。
(12日㈯スタンダードの部、13日㈰ラテンの部)
今年は新型コロナウイルスの影響により、無観客でのYouTubeオンライン配信となりました。
冬の大会は4年生は最後の大会なので、次回はオンラインではなく、例年通りの開催になることを祈ります。
大学の競技ダンス部の活動内容は?
ダンス部に入ると、先輩が1年生を指導していきます。
2年生になるとダンス教室などに通い、先生にレッスンを受けるようになります。
体育会系のスパルタ志向の部が多く、懸命に練習をこなします。
「笑顔練」という笑顔で踊る練習もあります。
複雑な技をこなしながら、心と体は必死でも笑って踊らなければならないからです。
ダンスを始めて4年で全国制覇をを目指さないといけませんので、短期集中、のんびりとはしていられません。
カップルとしてペアで踊る相手も、先輩が決めます。
カップルは途中で変更になることはありません。
一度決まったら卒業まで同じ相手と踊り、大会や試合にも臨みます。
大会や試合もすべて学連所属の学生が仕切ります。
運営、ステージマネージメント、大会の会長、裏方のような会場セッティングや音響までこなします。
どこの大学も、夏と冬に年2回ほど合宿へ行き、集中して練習をし、レベルアップをはかります。
様々なダンスのスタイルがありそうだけど、どう違う?
競技ダンスにはスタンダードとラテンの2種類がありますが、この記事ではラテンをご紹介します。
ラテンは男性と女性が少し距離を保ちながら踊ります。
種目は5つありまして、チャチャ、サンバ、ルンバ、パソ・ドブレ、ジャイブです。
チャチャは軽快に音を刻み、キレのあるダンス。速いリズムとストップアンドゴーを多用し、人気のある種目です。
サンバはアフリカを感じる、明るく力強く、激しいダンスです。移動も多く使われます。
ルンバはムードたっぷりなダンス。スローな4拍子の曲に合わせ、男女の大人の雰囲気漂う種目です。初心者向け。
パソ・ドブレはスペインの闘牛をイメージしたダンス。フラメンコのようなムーブも含まれます。勇ましいアクションが特徴的。初心者に人気です。
ジャイブは速いリズムでキックが多く使われます。ロック調のやアップテンポンの曲で楽しく弾むようなダンス。曲がかかったら踊るしかない!と思わせるような高いテンションを感じさせます。難易度は少々高めです。
いよいよ本番!何を着てステージに立てばいい?
競技ダンスで大会や競技会に出るとなると、衣装として女性ならばドレスは必要不可欠です。
オーダーメイドで作るか、既製品を購入します。
レンタルもあり、学生なら部活で借りられたら安く済みます。
ダンス教室にもレンタルあるかも知れませんので、問い合わせてみましょう。
中古で売られている場合もあります。
オークションサイトやフリマサイトをチェックしてみるのも良いでしょう。
およそ5万(中古品)~70万(オーダーメイド)が相場です。
高価なことには変わりませんが、ドレスを着ることによって気分がガラっと変わります。
体のラインを強調するセクシーなデザインだったり、 ターンするとふわっと広がり女性らしさを印象付けられるデザインのものなど多種多様です。
テンションの上がる戦闘服として、是非とっておきのドレスを探したいものです。
年齢性別を問わず華麗に舞う、それが競技ダンス
美しいドレスを着て、普段と違うメイクをして、髪をまとめ照明と拍手を浴びて踊る。
まさに非日常の世界です。
カップルは主に男性が女性をリードし、女性は男性のフォローをします。
ですがお互いがかすんでしまったり、引き立て役になってしまわないよう、パートナーをライバルとしてとらえる一面もあります。
そうやってカップルとして高め合い成長し、観る人をますます魅了し続けていくのです。
競技ダンスとは、老若男女が生涯を通して楽しめるスポーツでなのです。