魅惑の競技ダンス!カップルで踊るカッコよさと魅力を徹底解説

最近は、幼少期からダンスを始める子どもが増えていますね。HIPHOPなどのストリート系から、クラシックバレエまで、その種類は多様です。
一方、大学に入ってから競技ダンスを始める人が多いのも事実。バラエティ番組「金スマ」の企画や、アニメ「ボールルームへようこそ」などで興味を持った方も多いでしょう。
この記事では、そんな競技ダンスの魅力や基礎知識、学連の活動、ドレスなどについて詳しくご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

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競技ダンスって?社交ダンスとは違うの?

競技ダンスのルーツは社交ダンスにあり、社交ダンスを採点する「競技」化したものが競技ダンスです。
社交ダンスがパーティーなどで男女が楽しく踊ることを目的としているのに対し、競技ダンスは二人が一つのカップルとして固定され、採点や順位を争う点が大きな特徴です。

男女ペアの相性がとても大切で、技術レベルはもちろん、ダンスへの姿勢や練習方法など価値観の合う相手とカップルを組むことが重要。
競技ダンスは「スタンダード」と「ラテン」の2種類があり、それぞれ5種目ずつ、合計10種類で競われます。

学連ってどういう団体?どんな活動をするの?

大学に入って競技ダンス部に入部すると、「全日本学生競技ダンス連盟(学連)」に所属することになります。
学連は日本全国の大学ダンス部が加盟する組織で、約3000人以上の学生で構成。彼らが運営し、競技会の準備や進行も学生主体で行います。まさに体育会系の熱い雰囲気で日々練習を重ね、全国大会(夏全、冬全など)で結果を目指すのです。

加盟校は、東京大学や慶應義塾、早稲田、明治などの有名大学が中心でしたが、現在はブロックごとにたくさんの大学が参加しています。
競技会は、プロや社会人が出る大会と違い、まさに「学生らしい」元気な応援や厳しい練習、合宿などが行われるのが特徴です。

大学の競技ダンス部の活動内容

大学の競技ダンス部に入ると、まずは先輩や部内の経験者が1年生に基礎を教えます。
2年生からはダンス教室にも通い、プロの先生からレッスンを受け、本格的に大会を目指します。
ホールドやステップ、表情、衣装、メイクなど、多岐にわたるスキルを学び、「短期間で急成長」できるようなカリキュラムになっています。

カップルは基本的に1度決まると卒業まで固定されることが多く、競技会でもずっと同じパートナーと踊ります。
年に2回くらいの合宿で集中練習することが多く、先輩方の指導や、プロの先生のワークショップなどが取り入れられることもあります。

競技ダンスの2大スタイル:スタンダードとラテン

競技ダンスでは「スタンダード(モダン)」と「ラテン」の2つのスタイルがあります。
スタンダードはワルツ、タンゴ、スローフォックストロット、クイックステップ、ウィンナーワルツの5種目。
ラテンはチャチャチャ、サンバ、ルンバ、パソドブレ、ジャイブの5種目です。

  • スタンダード:男女がホールドを組み、優雅に踊る。長いドレスと燕尾服。
  • ラテン:アップテンポで男女が離れたり近づいたりする。肌の露出が多い衣装。

ラテンの5種目

チャチャチャ: 軽快で歯切れの良いリズム、曲もアップテンポ。
サンバ: ブラジルのリオカーニバルを連想する、躍動感に富むダンス。
ルンバ: ゆったり官能的な愛のダンス。
パソドブレ: スペイン闘牛士の勇ましさを表現。
ジャイブ: 速いテンポでキックや跳ねる動きが多く、楽しいムード。

競技ダンスの醍醐味:カップルで踊るからこその魅力

競技ダンスでは、男女がペアで息を合わせて踊るため、コミュニケーションが非常に重要です。
片方がリードし、片方がフォローするだけでなく、お互いが時にライバル視し合って高め合う関係が魅力。
カップルの「相乗効果」で踊りが何倍にも映えるのが競技ダンスの醍醐味です。

どんなドレスを着てステージに立つ?

競技ダンスで大会に出るには、男女とも衣装が必要となります。
女性はさまざまな種類のドレスから選びます。オーダーメイドで数十万円かかることもあれば、中古品を5万円前後で手に入れることも可能。
学連の場合、部内で貸し借りしたり、先輩のお下がりを使ったりも多いです。

衣装は見た目以上に踊りやすさも大事。腕や脚を動かしづらいと、踊りのパフォーマンスに影響するので注意が必要です。
ただし、自分のお気に入りのドレスを着ると「戦闘服を身にまとう」ような気分で、テンションを上げてステージに臨むことができます。

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まとめ|競技ダンスは生涯楽しめるスポーツ

競技ダンスは老若男女問わず、生涯を通じて楽しめるスポーツです。
華やかなドレスやタキシードで舞台に立つ非日常感、男女がペアを組んで作り上げる一体感、そして観客の拍手や歓声に包まれる喜び──。
すべてが競技ダンスならではの魅力です。

大学に入ってから始める学生も多いので、「今からでも遅いかな?」と心配する必要はありません。短期間で急成長して全国大会を目指す学連のような熱い環境もあれば、趣味として楽しく続ける社会人やシニア世代の大会もあります。
ぜひ、あなたも競技ダンスの世界に足を踏み入れてみませんか。