「ソシアルダンスってあまり聞かないけど、社交ダンスなら聞いたことある!」という方も多いのではないでしょうか。
映画『Shall we ダンス?』やアニメ『ボールルームへようこそ』、
そしてTV番組『金スマ』で特集された「キンタロー&ロペスの競技ダンス挑戦」などで目にする機会も増え、
社交ダンスの華やかな世界に憧れを抱く方も多いはず。
ただ「ペアで踊るなんて難しそう…」と感じる方もいらっしゃると思います。
ここでは、初めて社交ダンスにチャレンジしたい方でもわかりやすく、
ソシアルダンスの特徴やステップ、シューズ・ドレス選びのポイント、タンゴの魅力などを解説していきます。
目次
ソシアルダンスと社交ダンスは同じ?そのジャンルと特徴
ソシアルダンス(Social Dance)は、実は社交ダンスとほぼイコールと考えて構いません。
日本では「社交ダンス」という呼び方が一般的ですが、「ソシアルダンス」はその語源にもなっています。
競技ダンスも含め、男女が向かい合って踊るあらゆるスタイルを指し、海外で「ソシアルダンス」という表現はあまり使われません。
ソシアルダンスのルーツはワルツと言われており、
始める際はサークルに参加したりダンス教室に通うのが一般的です。
クローズホールドと呼ばれる、男女が向き合って踊るスタイルが基本。
パートナーは固定ではなく、パーティーなどでは男性が女性に声をかけて踊るのがマナーです。
女性に同伴者がいる場合はその方への許可が必要だったり、
踊った後に女性を席までエスコートするなど、紳士的な振る舞いが求められるのが社交ダンスの特徴。
まさに「大人のエレガンス」を体感できるダンスと言えます。
ステップが多い?社交ダンス初心者はブルースから始めてみよう
社交ダンスで使われるステップは「足型」と呼ばれます。
スタンダード(ワルツ、タンゴなど)やラテン(ルンバ、チャチャなど)を合わせると、
100種類以上、合計で200種類を超えるステップがあるとも言われます。
ただ、趣味で楽しみたい場合、それらをすべて暗記する必要はありません。
複数のステップをつなげたものを「フィガー」、さらにいくつかのフィガーをつなげたものを「アマルガーション」、
1曲分のステップの流れを「ルーティン」と呼びます。
初心者の方がいきなり複雑なステップに挑戦してしまうと、「難しい!」と挫折しかねません。
そこで最初は「ブルース」など簡単で踊りやすい種目から始めてみるのがおすすめ。
体でリズムを感じながらベーシックステップをしっかり押さえ、
それを段階的に組み合わせることでスムーズに上達していくことができます。
シューズ選びのポイント|社交ダンスは種目によって履き替えよう
社交ダンスではスタンダード種目とラテン種目で使用するシューズが異なるのが基本です。
もちろん、両方を兼用できるシューズもありますが、
それぞれの踊り方に合わせて専用のシューズを使うほうが動きやすさや足の負担軽減につながります。
ただし「まだスタンダードもラテンもどちらも習い始めたばかり…」という段階なら、
兼用シューズで様子を見てもOK。
パーティーで踊る際など、頻繁にシューズを履き替えられない状況では兼用タイプが便利な場合もあります。
シューズは決して安い買い物ではないので、オークションやフリマサイトを活用するのも賢い手段。
しかし、足に合わないシューズを履き続けると外反母趾のリスクも高まるため、
できるだけ試着できる機会を作り、自分にフィットする一足を見つけましょう。
女性はヒールでつま先に負荷がかかりやすいため、ソールが柔らかく衝撃吸収をサポートしてくれるシューズがおすすめ。
ドレスとのコーディネートも考えながら、お気に入りのシューズでダンスを楽しんでください。
ドレス選びは種目で異なる?社交ダンスの華やかな衣装を楽しもう
社交ダンスにおける男性の正装は燕尾服、女性はドレスが一般的です。
さらに種目によっても衣装が異なるので注意が必要。
スタンダード用ドレス
・肌の露出が少なく、丈は長め
・フリルなどの装飾が多く、優雅でひらひらとしたシルエット
ラテン用ドレス
・ボディラインが強調される
・袖やスカート丈が短く、動きがよく見えるデザイン
ドレス選びでは、自分の体型をカバーできるデザインや色を意識すると良いでしょう。
・身長が高い方:ロングドレスでスタイリッシュに
・身長が低い方:大きめのフリルや装飾でボリュームをアップ
・肩幅が広い方:V字開きやハイウエストデザインで上半身をスッキリ見せる
・胸が小さい方:胸元に装飾が多いデザインで華やかさをプラス
季節によって色を変えるのも一案。
夏は濃い目のカラー、冬は淡いカラーを選ぶと観客席からも目を引きやすいです。
初めてドレスを選ぶときは、ぜひ教室の先生や友人に見てもらいましょう。
種目や体型に合っていないドレスを選んでしまうと、せっかくの華やかさが半減してしまいます。
情熱のタンゴに挑戦!日本人が得意な理由とは
タンゴは競技ダンス10種目のうちのひとつで、ソシアルダンス(社交ダンス)の中でも特に日本人が好む種目です。
スタンダード種目のアルゼンチンタンゴをベースに発展し、
19世紀半ばにはブエノスアイレスでカンドンベ、ミロンガ、ハバネラなどの民族音楽が融合して完成したと言われています。
2009年にユネスコの無形文化遺産にも登録され、その情熱的でドラマチックなリズムが魅力です。
日本でタンゴが浸透したきっかけには、勝海舟の血縁者でもある目賀田綱美が関わっているという説があります。
タンゴのスタイルには、イングリッシュスタイル(しなやかなメリハリと美しさ)と、
イタリアンスタイル(歯切れ良く力強さ重視)があり、小柄な日本人はスタッカートの効いた迫力あるタンゴが得意と言われます。
ぜひ社交ダンスを始めるなら、情熱的なタンゴにも挑戦してみてください。
まとめ|社交ダンスを始めて健康的で豊かな時間を
社交ダンス(ソシアルダンス)は全身を使った有酸素運動としてカロリーを消費でき、
姿勢改善や体幹強化にもつながります。年齢や性別を問わず楽しめるため、
大人の趣味としても人気が高いジャンルです。
また、パートナーとのコミュニケーションを通じて瞬時にステップを判断したり、
記憶力を働かせたりと、脳への良い刺激にもなります。
美しく優雅に踊る達成感は、きっとほかでは味わえない充実感を与えてくれるでしょう。
さあ、あなたも社交ダンスを始めて、新しい世界での豊かな時間を手に入れてみてはいかがでしょうか。