社交ダンスのタンゴとは?ステップやコツ、タンゴにおすすめの曲を紹介

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タンゴ」は社交ダンスの中でも人気があるダンスの一つです。メリハリのきいた曲に合わせて体を動かす姿から力強さを感じることができ、見る人を魅了させます。

タンゴとはどのようなダンスなのか?」について、タンゴの歴史や代表的なステップに触れながら解説していきます。

タンゴはステップが易しめなので、社交ダンス初心者さんにもおすすめのダンスです。

タンゴを練習中の方に知ってほしい、タンゴをかっこよく踊るコツタンゴでおすすめの曲タンゴでおすすめの動画などもご紹介しますので、タンゴ好きの方やタンゴを練習中の方は必見ですよ!

社交ダンスのタンゴとは?

まずは、社交ダンスのタンゴとはどのようなダンスなのかについて簡単にご紹介します。

タンゴは19世紀のアルゼンチンで生まれた情熱的でかっこいいダンスです。4拍子の音楽に乗せて踊られ、1拍目と3拍目に強いアクセントがあるのが特徴です。

そもそも社交ダンスには、おもに10種目のダンスがあります。タンゴはこのうちスタンダード種目に分類されるダンスです。タンゴはスタンダード種目の中でもっとも情熱的で激しいといわれています。

スタンダード種目 ラテン種目
  • ワルツ
  • タンゴ
  • スローフォックストロット
  • クイックステップ
  • ヴェニーズワルツ
  • ルンバ
  • サンバ
  • チャチャチャ
  • パソドブレ
  • ジャイブ

それぞれのダンスの特徴については下記の記事でご紹介していますので、ぜひ見てみてくださいね。

社交ダンスのタンゴの歴史

タンゴはアルゼンチンで生まれました。19世紀中ごろ、アルゼンチンの過酷な労働のストレスを発散させるために人々が踊っていたダンスがタンゴの起源と言われています。

その後アルゼンチンの下町にもタンゴが広がり、ヨーロッパにまで伝わりました。このときヨーロッパで知れ渡ったタンゴと、元々アルゼンチンで踊られていたタンゴに分かれ、前者を「コンチネンタルタンゴ」後者を「アルゼンチンタンゴ」と呼びます。

コンチネンタルタンゴとアルゼンチンタンゴの違いは音楽にあります。コンチネンタルタンゴでは、基本的にアコーディオンの音楽が流れますが、アルゼンチンタンゴではバンドネオン(アコーディオンに似た蛇腹楽器)や弦楽器が使われます。

日本で「社交ダンスのタンゴ」というときはコンチネンタルタンゴを指します。そのため、以下で紹介するタンゴの記述については、すべてコンチネンタルタンゴを意味します。

社交ダンスのタンゴは初心者でも踊れる?

社交ダンスを始める人の中には、タンゴに憧れている人も多いのではないでしょうか。

社交ダンスのタンゴは、初心者でも取り組みやすいダンスの一つです。スタンダード種目の中でもステップが簡単で覚えやすいため、初心者におすすめの種目といわれています。

タンゴと同じスタンダード種目の一つであるワルツと比べると、上下運動が少ないためステップを踏むことにしっかりと集中できます。

また音楽が情熱的でのりやすいため、感情表現もしやすいダンスです。感情を込めて情熱的に踊りたい社交ダンス初心者の方は、ぜひタンゴにチャレンジしてみてくださいね。

社交ダンスのタンゴにはどんな動きがある?

先ほどご紹介したとおり、タンゴはスタンダード種目の一つです。

スタンダード種目ではタンゴを含め5つのダンスを踊りますが、その中でもタンゴは2番目に踊ることが多く、男女ペアの力強さを印象づけます

激しいダンスでありながら上下の動きがなく、ステップの一つずつを力強くおこなうというのもタンゴの独特な特徴です。

タンゴは「イングリッシュスタイル」と「イタリアンスタイル」の二つに分かれます。イングリッシュスタイルは優雅さがあり、イタリアンスタイルは力強いというのが特徴です。

このようにタンゴでもスタイルによって微妙に異なりますが、基本的な動きに大差はありません。

タンゴのホールドとは

優雅な社交ダンスをするうえでホールドの要素は欠かせません。

ホールドとは男性と女性が片方の手をつなぎ、もう片方の手を肩あたりに当てるポーズです。社交ダンスといえば、男女が手を取り合ったホールドの姿を思い浮かべる方も多いでしょう。

タンゴでは、ほかの種目に比べてホールドをより密着させるという特徴があります。

ほかの種目の場合、男性は女性の左肩甲骨の上に右手を置くのが一般的です。しかし、タンゴでは女性の背中の真ん中あたりまで右手を持っていきます。そのため女性との距離が縮まって、より密着度の高いホールドになるのです。

タンゴの回転動作とは

タンゴでは上下の動きがなく、回転動作をメインに踊りを構成します。回転動作とはいわゆるターンのことです。

基本的に、男女が離れることなくホールドしたままクルクルとターンをするので、タンゴはスタンダード種目の中でも少しだけ激しい踊りになります。

さまざまなターンを組み合わせて、優雅さと力強さをいかに魅せるのかがタンゴの楽しみ方です。

社交ダンスのタンゴでおこなう代表的なステップ

タンゴを上手に踊るにはステップを正しく理解することが大切です。

タンゴの基礎とされている以下の3つのステップについて解説します。

  • フォーステップ
  • ロックターン
  • ブラッシュタップ

フォーステップ

フォーステップは方向転換をするときに使うステップです。4歩目には男女が同じ方向を向くプロムナードポジションになるのが特徴です。力強く見せるために一歩一歩をしっかりと踏むことを意識してみましょう。

ロックターン

ロックターンとは、前後に体重移動をしてその場でターンをするステップです、体重移動のときにすべての体重を持っていくとバランスを崩しやすいので、体重の半分だけを傾けて、残りの体重を体の軸を支えることに使うときれいに決まります。

ブラッシュタップ

ブラッシュタップは男性の場合は左足を、女性は右足をピンと立てるステップです。この時に男性と女性の息が合っていると踊りがしまります。また足を立てていない側は軸がぶれないようにするというのもポイントです。

これらのステップはタンゴの基礎です。タンゴを練習し始めたらまずこの3つをしっかりと習得しましょう。そのあとにより難易度の高いステップを覚えて、最終的には「自分を優雅に魅せられるステップはこれだ!」と見極められるよになるとベストです。

社交ダンスのタンゴをかっこよく踊る3つのコツ

社交ダンスのタンゴをかっこよく踊る3つのコツをご紹介します。

  • 力まない
  • 体全体で進む
  • 滑らかな動きを意識する(上下しない)

これらのコツを意識すればキレのあるかっこいいタンゴが踊れますよ!

①力まない

社交ダンス好きであれば、タンゴは「キレのあるかっこいいダンス」というイメージを持っていることでしょう。

このタンゴのイメージに引っ張られすぎると「キレよく踊ろう!」と力みすぎてしまい、上手く踊れません。

余計な力を入れずに踊ってることを意識してみましょう。どうしても力んでしまうという方は、呼吸を意識しておこなうと力みが抜けていきますよ。

②体全体で進む

タンゴのリズムはスタッカート(音と音を切り離して歯切れよくすること)を意識する必要があります。

しかし、スタッカートを意識するあまり足が先行して動いてしまうと体が後ろに傾いて見えるため、あまりかっこよくありません。

足だけではなく体全体で進むようにすると、力強さも演出できて、体の軸もまっすぐになることからタンゴがかっこよく踊れます。

③滑らかな動きを意識する(上下しない)

タンゴの動きに慣れてきたら、なめらかな動きになるように意識してみましょう。

スタッカートを意識すると、上下運動が激しくなり頭がぴょこぴょこと浮き上がってしまいます。上下運動の幅が大きいと子どもっぽく見える原因に。

そもそも、タンゴの曲自体がスタッカートで演奏されているため、ダンサーは過剰にスタッカートを意識する必要はありません。上限運動を最小限にして、なめらかな動きを意識するとかっこよく踊れますよ。

社交ダンスのタンゴでおすすめの曲

ここからはタンゴにおすすめの曲を3曲ご紹介します。

  • パイレーツ・オブ・カリビアン
  • オペラ座の怪人
  • Take Me To Church

どれも有名な曲ばかりなので、感情をしっかり込めて踊れます。また、観ているお客さんにも世界観が伝わりますよ。

パイレーツ・オブ・カリビアン

こちらは映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』のテーマ曲をタンゴ調にアレンジしたものです。

原曲も素敵ですが、タンゴ調のアレンジでさらにかっこよさが増していますよね。ワイルドに力強く踊れそうです。

オペラ座の怪人

言わずと知れた名作『オペラ座の怪人』のタンゴ調アレンジです。

パイレーツ・オブ・カリビアンとは違い、かっこよさとともにミステリアスな感じが演出できそうですね。

Take Me To Church

アイルランドのシンガーソングライター、ホージアの代表曲『Take Me To Church 』のタンゴ調アレンジです。

かっこよさの中に重厚感があり、タンゴの力強さがしっかりと出せそうですね。

社交ダンスのタンゴでおすすめの動画

社交ダンスでタンゴを練習するならぜひ見てほしいおすすめの動画を3つご紹介します。

  • まずは初心者向けの動画を見てみよう
  • タンゴ練習中の方におすすめ
  • 世界チャンピオンのタンゴを見てみよう

まずは初心者向けの動画を見てみよう

こちらの動画は初心者向けのタンゴステップを解説しているものです。カウントのみでゆっくりと解説しているため、ステップを覚えたい方におすすめです。

タンゴのホールドのコツも紹介されているので、タンゴの練習をスタートする前にぜひ見てみてくださいね。

タンゴ練習中の方におすすめ

こちらの動画では、タンゴの特徴であるスタッカートのコツや、キレを出す方法が解説されています。

ゆっくりと動きながら解説してくれるので、具体的なスタッカートの作り方がわかります。

簡単に取り組めるスタッカートの練習方法も紹介されているので、タンゴを練習中の方は必見です。

世界チャンピオンのタンゴを見てみよう

こちらの動画は、WDSF世界スタンダードチャンピオンであるドミトリー・オルガ組のタンゴです。

曲調に合わせて一つの物語が展開していっているようですよね。サビでは、キレのあるダンスを見せてくれます。

緩急の付け方が素晴らしく圧巻のダンスです。

社交ダンスのタンゴはどんなドレスを着る?

社交ダンスで競技会に出るときに必要となる衣装。どのようなものを着たらよいのか気になりますよね。

社交ダンスの衣装はスタンダード種目とラテン種目によって大きく異なります。スタンダード種目の一つであるタンゴでは、主に長い丈のドレスを着ることが多いです。

初心者の方は、以下のポイントを意識してドレスを選ぶとよいでしょう。

  • 身体のラインをきれいに見せてくれるか
  • 会場で目立てそうか

まず、社交ダンスはスキルとともに見た目も重要になります。そのため、ドレスを着たときに自分をきれいに見せてくれるかどうかは非常に大切なポイントです。

初心者の方は、左右対称になっているドレスを選び、身体が歪んだりらいんが崩れたりして見えないようにしましょう。

また、競技会では目立つ必要があります。ドレスの色を選ぶときには、自分や曲に合っているという観点だけでなく、会場で目立てそうかという点まで意識しましょう。

夏であれば赤や紫、黒といった濃いめの色、冬であれば白や青、黄色といった薄めの色を選ぶと目立ちやすくなります。

自分にどのようなドレスが似合うか分からないという方は、パートナーや先生に相談したり、試着している姿を写真や動画におさめて客観的に見たりすることをおすすめします。

まとめ|かっこよく社交ダンスのタンゴを踊ってみよう

タンゴはアルゼンチン発祥のかっこいいダンスです。スタンダード種目の中でもステップが易しめで上下運動が少ないことから、社交ダンス初心者の方でも楽しめます。

ステップが覚えやすいぶん、情熱的な曲にあわせて感情表現まで気を配って踊りましょう。タンゴのそのほかの特徴として、ターンで魅せるというものがあります。ターンを力強くすると競技会でよい評価を得られるでしょう。

タンゴを始める際には、今回ご紹介した動画を参考にしてタンゴのイメージをしっかりと膨らませてみてくださいね。タンゴをマスターすることで、そのほかのスタンダード種目やラテン種目をスムーズに始められます。