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社交ダンス初心者におすすめなのはスタンダードダンス!
社交ダンスは、年代広く楽しめるダンスとして人気があります。80代を超えても楽しんでいる人もあるほどで、初心者の人でも始めやすいダンスと言えます。
社交ダンスには様々な種類のダンスがあり、その数は競技用だけでも10種類もあります。その中で初心者におすすめしたいジャンルはスタンダードです。こちらの記事では、社交ダンスのスタンダードについて細かくご紹介しています。これから社交ダンスを始める人は是非参考になさってくださいね。
社交ダンスのスタンダードにおける種目について
社交ダンスの種類は大きく分けると、「スタンダード」と「ラテン」に分けられます。スタンダードは男女ペアが向き合って踊るスタイルで、ラテンは男女が向き合い離れたりくっついたりしながらといった動きのあるスタイルとなっています。
初心者におすすめなのはスタンダードダンスですが、スタンダードも細分化すると5つに分類されます。それが次の5つです。
●ワルツ→3拍子のリズムで踊るベーシックなダンス。
●タンゴ→もともと音楽ジャンルの一つであるタンゴ。力強いダンス。
●スローフォックス→ゆったりとした流れるような動きに特徴のあるダンス。
●クイックステップ→スタンダードの中でも軽快な動きを伴うダンス。
●ウィンナーワルツ→優雅でありながら素早さもあるダンス。
このようにそれぞれに特徴があります。
社交ダンスのスタンダードのポジションって?
社交ダンスのスタンダードにおいて、ポジションは非常に大切な要素となります。ポジションは社交ダンスのベースと言っても過言ではありません。そもそもポジションとは男性と女性の位置関係のことを示しています。ポジションによって進む方向や足の位置が異なってきます。社交ダンスを踊る中で、ポジションは次々に変化していきます。ポジションが整っていると踊りもスムーズになるのです。
社交ダンスのポジションは大きく分けると2つに分類されます。男女が向かい合う「クローズドポジション」と男女両方が同じ方向を見る「プロムナードポジション」です。プロムナードポジションは略して「PP(ピーピー)」とも呼ばれています。どちらもスタンダード、ラテン問わず頻繁に登場するポジションです。
社交ダンスのスタンダードのホールドって?
社交ダンスの中でもスタンダードダンスは、「ホールド」と呼ばれる男女が組んで踊るスタイルとなります。このホールドをキープすることが社交ダンスにおいては何よりも大切なポイントとなります。ホールドが崩れてしまうと美しく見えないばかりか、非常に踊りにくくなってしまうためです。ホールドを作るのは基本的に男性行い、女性が踊るための枠を作って上げることになります。
社交ダンスに慣れないうちは、なかなかホールドが決まりにくいと言った悩みを抱える人も多く見られます。美しいホールドは、左右の肘の高さが同じで、首筋もスッと伸びています。踊りやすいダンスはバランスが整っているダンスとも言えるのです。ホールドを美しく保つためには、肩や肘を上げることに集中しすぎることなく、リラックスして踊ることが大切です。
社交ダンスのスタンダードにおける女性のシェイプの作り方
社交ダンスの特徴の一つがシェイプです。男女ペアが作り出す形のことをシェイプと呼びます。特に女性にとってシェイプは、女性らしい踊りをする際に大切になってきます。
スタンダードダンスのタンゴにおける女性のシェイプの作り方をご紹介しましょう。大切なのは、シェイプはみぞおちから上部の美しさを表現する点にあります。そのために、みぞおちから下と上の力を離すようなイメージをしましょう。上下の力が詰まると、上半身をしなやかに動かすことができなくなります。そして、可動域のある肩甲骨あたりを動かすことでシェイプができます。
上下の力を離し、腰を落とすことで床を足で押します。そして、上半身を引き上げて腰と肋骨の間を伸ばすことでしなやかなシェイプを作りましょう。
社交ダンスのスタンダードでは骨盤が大切!
社交ダンスに限らず、どんなダンスでも骨盤は非常に大切な部位となります。ダンスを踊っている際に骨盤は様々な傾き具合になります。肩甲骨や背骨が動くのと同じく、連動して骨盤の傾きも変わっていきます。しかし、重要なのは骨盤の基本のポジションを理解することです。どんなに骨盤が動いても、ニュートラルな位置に戻すことができれば、骨盤の可動域も広がります。
それでは、骨盤の基本のポジションとはどのような状態を言うのでしょうか。それは、「骨盤を立てた状態」にあります。骨盤が前に入り込んだり反りすぎたりしない状態です。骨盤の基本のポジションを知るためには、まず正しい座り方をすることから始めましょう。背もたれに背をつけないで、浅く椅子に腰掛けます。そして、上半身をリラックスさせ、天井から頭を吊られたようなイメージで首の上に頭を乗せます。この状態で上半身の重量を骨盤の真ん中にふわっと乗せるのです。これが骨盤が立った状態であり、社交ダンスにおける骨盤の基本ポジションとなります。
社交ダンスのスタンダードで着るドレスのこと
スタンダードダンスで着るドレスの特徴として一番に挙げられるのは、スカート丈の長さです。膝下から足首くらいまでの長さがあり、フリルになっているのも特徴的です。踊る際に優雅に見える形になっています。また、ラテン用ドレスは露出が多いのに比べ、スタンダードダンス用は肌の露出が少なめです。
ドレスを選ぶ際には、自分の体にあったドレスを選ぶことが大切です。体のラインに沿っているかどうかや、左右対称になっているかをチェックしましょう。買ってみたらサイズが合わなかったというような失敗をしないためにも、全身鏡で確認することをおすすめします。
社交ダンスのスタンダードで履くのはこんなシューズ
社交ダンスにおいて大切なのは、踊る種目によってシューズ選びをしっかりと行うことです。正式な競技会では種目ごとにシューズを履き変える必要があるほど、シューズは重要な役目を担っています。
スタンダードダンスを踊る際に選ぶシューズは、つま先を包み込むような品のあるタイプのシューズです。スタンダードで着る丈の長いドレスにも非常にマッチします。何より踊りやすさが大切になりますので、初心者の場合あまりにヒールの高いシューズはおすすめしません。
シューズのカラーについても悩むところです。ドレスが決まっていればドレスとマッチするカラーが大原則ですが、まだドレスを決めていない場合は、ベージュやピンクといった肌の色に近いカラーを選びましょう。肌になじむ色を選ぶことで脚全体が美しく見えるといった効果もあります。
社交ダンスのスタンダードでおすすめの髪型
社交ダンスにおいて髪型も迷うポイントです。スタンダードダンスにおいて定番となっているのがいわゆる「夜会巻き」と呼ばれるフレンチロールです。髪をねじり上げ頭の高い位置で留める髪型で、大概の人に似合うシンプルなスタイルです。とはいえ、前髪や表面のウェーブなどでアレンジを効かすこともできるので、重宝する髪型ともいえます。
緩やかなダンスの多いスタンダードですが、何曲も踊っていると髪型が崩れる可能性もあります。美しい状態をキープするためにも、スタイリング剤を使ってしっかりと固めることも大切です。
社交ダンスの基本!スタンダードから覚えていこう!
社交ダンスには様々な種類がありますが、まずはベーシックなスタンダードダンスを覚えることをおすすめします。形やステップを一つずつ覚えるうちに、どんどん体が覚えていく喜びを感じるでしょう。
また、衣装や髪型を考えるのも社交ダンスの醍醐味の一つ。ぜひ、自分らしい素敵なスタイルを見つけて、あなたの社交ダンスシーンを彩ってください。